なにをいまさら感がある定額給付金の話題なのです。


以前にお伝えした定額給付金の仮処分 のニュース。DV(配偶者等暴力)の被害者が住民票を移すことができずに身を隠していた場合,定額給付金が世帯主に支払われてしまうのはおかしいじゃないという話でした。


これ,その後ある情報筋?(どんな?)で調べたところ,どうも定額給付金とやらは世帯主にした申請,給付を受けることができないような制度設計のやっているようですね。お暇な人は総務省のHPなどをお調べいただければと思いますが,この定額給付金,その経緯が「家計支援」ということから社会生活上の単位である世帯を主宰する世帯主に対する国からの贈与ということのようです。ですので,個々の世帯構成員は給付金算定基準になりうるのですが,各々が請求できるようにはなっていないようです。

どうしてそういうことにしたかといえば,世帯単位だけであっても5000万件くらいあるそうなので,これを個々の個別上の事情を聞いて給付を決めていたらとてもじゃないけど早期の給付が困難だという事務処理上の問題があるんでしょうね。政府決定はしたとはいえ,末端の実施する側は大変でしょう。


ですので,先日の報道の関係では残念ながら法的保護に値しないとして請求が蹴られてしまうおそれが多分にあるんでしょうね。