裁判所へ提出する書面については実は事細かい決まりがあったりします。
私たちは日々大量の書面と格闘しているので少しでも読みやすい(私たちにです、ハイ)文書を好むのです。
利用される皆様方には御面倒をおかけしますが、無用のトラブル(というのは窓口で小言を言われるかも!?)をさけるためにも以下によった書面の提出にご協力ください。
もっとも、健全な社会生活を送られている方には無縁かと思いますけど(あ、やむを得ず裁判所に関われた方を不健全と言うわけではありません)
書面はA4横書きで。
1行 37字
1頁 26行
上端 35㎜
下端 30㎜(これによらずとも特に文句は言われません)
左端 30㎜(これは必ず守ってくださいね。これは左端に穴を開けて記録に綴るからです)
右端 20㎜(これによらずとも特に文句は言われません)
文字ポイント 12.0
申立書の一枚目は受付印を押すために、4行目にタイトル「訴状」であるとか「差押命令申立書」とかを記載してもらったほうがいいですね。
読点は,「,」ではなく、「,」を使用してください。アハ、このブログ、守ってないですね。
見出しにつける数字は、「第1」、「1」、「(1)」・・・の順に振っていきます。
金額は、「3万5000円」といったように「万」、「億」などと漢数字を用いてください(「35,000円」とか「3万5千円」ではありません)。
地名や電話番号などの数字については、全角数字を用いてもらってけっこうです。ただし、住所のうち、何丁目というのは漢数字で「三丁目」というように記載します(行政区画のはじめは固有名詞だからです)。
複数枚の文書を作成した場合、左側をホチキスで2か所止めしてください。多くの方が左上一か所止めで持ってこられますが、大学に提出するレポートじゃありません。
各紙面は各々各人の印鑑で契印(割印)してもらうか、下部中央部分に頭からページ数を振ってください(落丁の有無の確認、差し替え防止のため)
両面印刷ではなく、片面印刷です。
誤字等について訂正する場合は二重線を引いて訂正してください。修正液なんてもってのほかです。